毒親に育てられました⑤

毒親に育てられました④

↑前回の話

 

第5話

広告

広告

あとがき

「いつまで手を振ってるの?」

もしかしたら母は、久し振りに会いに来た自分にもっと構って欲しいと思っていたのかもしれない。この時はそんな風に考えられなかったけど、自分が大人になって初めてそれを考える時間が出来てきました。

祖父母がプレゼントしてくれた大事な物に対しても「ダサくてしょぼい」と言ってしまうのも、母の心の余裕の無さが生んでしまった言葉に過ぎなかったのかもしれない…。

 

母を擁護するつもりは毛頭ありません。

でも、世の中に完璧な親なんていなくて、意図せず子どもに辛辣な言葉を投げ掛けてしまうこともあるんじゃないでしょうか。この時の母の境遇を考えたら余計に思います。

 

幼い子どもがいるのに片親になって、良いことも悪いことも一気に噂が広がってしまう田舎に住んでいて、もしかしたらその中で母の耳に簡単に良からぬ噂話が入ってきて、お金がないから1人で出稼ぎに行って、でも、戻ってきたら我が子が嬉しそうに自分に駆け寄って来てくれるかもしれない…。

全部憶測に過ぎないけれど可能性がゼロでも無い。母は確かに「母」としては未熟だったかもしれないけれど1人の「人間」でした。

今の私だったら「あーはいはい」って全部受け流せる言葉だったけど、当時の私には母の言葉は重くのしかかってきました。

 

私がいつか「母」になった時、当時の自分と母の気持ちを思い出してそれを少しでも活かせたら…そんな風に今は思います。

 

次回→第6話




アプリなら通知ですぐ読める!

NAPBIZブログ

NAPBIZブログ




同じカテゴリの記事