毒親に育てられました【419】

毒親に育てられました【418】

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毒親に育てられました①

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第419話

 

 

 

 

あとがき

会社に電話をしない分、今まで以上に私の携帯に母からの連絡が入るようになりました。

母が仕事をしているであろう時間帯だけは静かで、それ以外は常に母からの連絡が来ていました。

こんなに頻繁に私に連絡をしてきて、母はどれだけ暇なんだろう?

私のことしか考えてないんじゃないの?

と、いかに母が私に執着しているかがわかりました。

 

ラインを無視していると、今度はショートメールに切り替えて私に連絡をしてくるようになりましたが、その真意はいまだに不明です。

ショートメールだったのでなにも疑わずに一度開いてしまい、既読をつけてしまいましたが、そんなの最初だけで、それ以降は今までと同じように無視するだけでした。

このショートメールに切り替えたことが、後々にある出来事に影響していきます。

 

母からの連絡を無視していくうちに、連絡を無視することに対する罪悪感もどんどんなくなっていき、連絡は来ているけど、何も感じないようになりました。

そうしていく中で私はやっと自分の時間を持てるようになりました。

好きだった絵も、社会人になってからの方がたくさん描けるようになって、仕事が終わってすぐ家に帰って絵を描いて、休日も絵を描いて…と、本当に絵ばかり描いていました。

今思えばこの頃の体力と情熱が羨ましいと感じるほどです(今は体力がもたない)

大好きなアーティストのライブにも行くようになり、遠征ついでに1人でプチ旅行したりもして、本当に充実した生活を送っていました。

余談ですが、このライブ参戦をきっかけにライブ仲間がたくさんできるようになり、その中に現在の夫もいました。(なので夫とは友人歴が長い!)

 

自分の好きなことを好きな時にできる、好きなものを好きなだけ食べられる、行きたいところに気兼ねなく行ける。

ああこれが本当の「自由」なんだと、心の底から幸せだと思えました。

これがきっと、私が自分の人生を歩み始めた第一歩だったんじゃないかと思います。

次回→第420話

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