毒親に育てられました【354】

毒親に育てられました【353】

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毒親に育てられました①

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第354話

 

 

 

 

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あとがき

「私の見てないところで生活しているんだから、いくらでも嘘つけるじゃん」

と、私の連絡が遅れて理由を説明するときに毎回言われました。

もうそんなこと言われたら「ああもうこの人には何言っても意味ないんだ」って諦めてしまいますよね。

だから途中からは言い訳することもせずにいましたが、今度は「否定しないってことはやっぱり遊んでたんだ!」と言われるわけで。今思い出しても疲れるなーと感じます。

 

しかもその連絡の内容は毎回緊急とは程遠いものでした。

寮母さんに怒られ損したなと感じたことは何回あったでしょう…。

でも、どうでも良い内容だからこそ私は連絡を完全に無視することができませんでした。

こんな電話をしてくるってことは、突然一人暮らしになって寂しい気持ちになっているからなのではないだろうか…そんな風に考えてしまったのです。

きっと、母と離れて暮らすようになったことによって、母の気持ちを考える心のゆとりができたのかもしれません。

母のことを無碍(むげ)にできない、でも母と連絡を取りたくない…そんな葛藤がありました。

 

そして電話の内容からもわかるように、家の中では傍若無人に振る舞っているのにも関わらず、外に出ると誰に対しても低姿勢な態度を取っていました。いわゆる内弁慶でした。

この変わりようは何!?家の中の母と外の母は別人なんじゃないか!?というぐらいの変わりようでした。

内弁慶なのも毒親に多いそうで…何故こうも母は毒親チェックリストに全て当てはまっていくのか…。

次回→第355話

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