毒親に育てられました⑪

毒親に育てられました⑩

↑前回の話

 

第11話

 

 

 

 

 

 

 

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あとがき

母がタクシーに乗るのを音で確認したり、駐車場の見える小窓から母の姿を確認してからいつも遊びに出掛けていました。

夜中に団地の近くの公園で1人で遊ぶのは日常茶飯事だったのですが、ご近所の方々が「えっ…!?」という顔でこちらを見て、声を掛けようか掛けまいか迷っている姿もよく見ました。そうやって心配して下さっているとはつゆ知らず、私は「1人で公園で遊んでいて友達もいないのかしら…って思われているんだ!」と勘違いしていました。

 

夜中に公園にいて成人男性に声を掛けられたこともあります。

「1人なの?」「お母さんやお父さんは?」「早く帰らなくていいの?」

そうやってブランコの隣に座って声を掛けられ、私は話し相手が出来たことが嬉しくて「いつ帰っても怒られないの!お母さん帰り遅いから!」と喜んで受け答えをしていました。

すると次第にその男性は遠くにいる人の視線を意識し出して「じゃあお兄さんもそろそろ帰らなきゃ…」と帰って行きました。

 

今思えば、あの時周りに誰もいなかったら私はどうなっていたのだろうか…とゾッとします。

当時の私は、小さな子どもが夜中に1人で出歩くことの危険性を誰からも教えてもらっていませんでした。だって母もまさか私が1人で夜中に遊びに行ってるなんて思ってもいなかったでしょうから。

 

晩ご飯も毎日コンビニで調達していました。

毎日毎日同じ味を食べてたせいで食欲も湧かなくなって、祖母のご飯を思い出してそう言えばお母さんのご飯って食べたことないなあ、どんな味なんだろう…とぽつりぽつりと考える時もありました。

 

次回→第12話




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